小児期の腰椎分離症の危険性
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とある姫路のスポーツ整形外科ドクター
今回は腰椎分離症の画像検査に関して
解説します!
少し斜めから腰の骨を撮影したときにこの矢印の先の部分に亀裂があります。
これが腰椎分離症の骨折になります。
しかし、腰椎分離症に対してレントゲンでわかるくらいまでなっている症例は実はすでに進行期
に入ってしまっている症例が多いのです。。。。
なのでレントゲンで分かった時点でかなり進んでいる可能性があります。。。
実際に初期の分離症をレントゲンで診断することはかなり難しいと言われており、
整形外科専門医がレントゲンにて初期の分離症を診断できた率は20%しかないというふうに言われています。
レントゲンで映るレベルは
重症なのか・・・・
重症と100%決まった訳ではないけど絶対にさらに詳しい検査まで進めた方がいいかな!?
MRIなどは絶対にとった方がいいよ!
CTでとった際にはかなりはっきりとレントゲンと比べて線が入っているのがわかります。
なのでCTを取ることによってかなり診断はできるようになります。
なるほど確かにCTだと
かなりわかりやすいな
でも実はCTでも超初期はわからないと言われていて
被曝のことや超初期まで診断可能なMRIの方が有用と言われているよ!
では次に超初期とはどんな状態か
MRIで見ていきましょう
腰椎分離症のMRIですが、この白くなっている部分が疲労骨折の部位になります。
実際には超初期の腰椎分離症はレントゲンでもCTでも何も映ってこずにMRIだけで白くなるというのが診断基準になります。
超初期に腰椎分離症を見つけることで治療が早くスムーズに進むため
早期にMRIを撮像するのが
とても大事だよ!!