腰椎分離症 病期分類 治療方針の差
phg05270
とある姫路のスポーツ整形外科ドクター
腰椎分離症は腰の骨の疲労骨折です
腰椎の上の矢印の部分が使いすぎによって疲労骨折を起こしてしまうのが腰椎分離症です。
時々聞く病名だったけど疲労骨折だったとは少し衝撃だな
そうなんだよ!だからスポーツを
頑張っている小中学生に多いんだよ!
腰椎分離症は意外と多い疾患で
Nitta A et al Prevalence of symptomatic lumbar spondylosysis in pediatric patient Orthopedics39:e434-437.2016
小中学生で2週間以上続く腰痛患者のうち45%
が腰椎分離症であったとの報告がある。
が診断のための画像検査としてあるよ!
実はレントゲンでわかるような分離症はすでに終末期という状態であることが多いよ・・・
終末期はも治る見込みのない分離症のことを言うんだ・・
CTでは骨にヒビが入っているのがよくわかるよ!でも被曝のことがあるのであまり小児の時期に何回も取ることはお勧めできない・・・
基本的には一番腰椎分離症に必要な検査になってくるよ!
CTでもわからないような超初期のときにも
診断できるため疑った場合はMRIが必須!
腰椎分離症に関してはそれぞれの時期によって
超初期
初期
進行期
終末期
と分けられるよ!
上の画像はCTでの画像になるんだけどCTでは超初期では何もわからないね・・・
初期になると部分的に骨折があるのがわかると思います。
進行期になると完璧に骨折線がわかるようになり
終末期になると完璧に離れた状態になってしまうのがわかります。
次回にまた詳しい腰椎分離症の診断方法と画像の解説をします!